岡本舞子「ファッシネイション」(1986年/Victor)
なにかのパラメーターが過剰なベース音、ピッチが外れているような、ぎりぎり合っているような緊張感があり、ボーカルそっちのけでベースにばかり耳がいく。落ち着いてスネアを聞いてみると、若干厚め+硬め+リリース音長めでこちらも癖になる。透明感のあるボーカルや、シンセサイザーのシンコペーションもいいけれど、やはりベースとスネアの曲だな。
F.O.E「DECLINE OF THE CITY」(1986年/テイチク)
厚いシンセリフにノックの効いたベース兼リズムパートのような音、スネアのデュレーションも完璧で、気持ちよくリズムに乗れる。テンポが遅いのに没頭してしまうような雰囲気になるのは打ち込みの上手さゆえか。
ちなみに一聴して感じるように、この曲は少女隊の「Forever」(ESCPEに入っている細野さんミックスの方。リンク先の大体12分半あたり~)にとても良く似ている。というか、ミックスするとピタリと一致するのである。とくに「Day & Night...」の下りが冒頭のシンセリフとマッチするので、興味のある方は是非お試し頂きたい。