3dl「From Still To The Birth」
3dl「From Still To The Birth」(1988年/NECアベニュー)
作詞:キャズ・カワゾエ、作曲・編曲:吉澤徹
宇宙空間を疾走するかのようなストリングスと柔らかなボーカルが曲の主役で、聴いた後に圧倒的な多幸感を覚える。曲の中盤からはベース音やリングモジュレーターが効いたFMシンセも主張し始めるが、リズムを作っているのは意外にもストリングスで、低域をカットしたスネアとうまく混ざり合い、抗いようがないグルーブを形成している。
以下で引用しているのは、アルバムバージョンであるが、これとは別にシングルの「アンドロメダからやってきた」のB面に収録された「NEW MIX」バージョンが存在する。曲の展開はほぼ同様であるものの、後者はリバーブが強いなど若干スペーシーな雰囲気で、トリップ感が増している。