郷ひろみ「cool」
打ち込みのタイミングは比較的抑えめ。というよりオケパートが全般的に地味で、要するに歌を引き立てる仕上がりとなっている。例えば、同じような和音の「Brenda Brayton - Shake」は、キックとスネアに十分なタメがあり、メロディと相まって重厚な雰囲気を作り上げているが、郷ひろみの曲はあくまで軽めのポップスの範疇に収まっている(無論、悪い意味ではない)。ちなみに12インチ盤には英語版も収録されているのだが、「歌は英語・オケは邦楽ポップス」というこの曲の2面性から、洋楽のエレクトロ⇒和モノへとつなぐ際のブリッジ曲にぴったりはまるのが嬉しい。
(日本語版)
(英語版)