Japanese Machine Funk

主に日本のエレクトロ・ファンク調の曲を紹介するブログです。

2020-01-01から1年間の記事一覧

木村由姫「Summer Rain」

木村由姫「Summer Rain」(1998年/パイオニアLDC) 作詞:麻倉真琴、作曲:浅倉大介、編曲:浅倉大介 ドアラが踊る「LOVE & JOY」の動画で有名(?)な木村由姫氏によるデビューシングル。浅倉大介氏が小室哲哉氏を100%リスペクトして作ったと思われる作品…

F.O.E「DECLINE OF THE CITY」

F.O.E「DECLINE OF THE CITY」(1986年/テイチク) 作曲:細野晴臣、編曲:細野晴臣 厚いシンセリフにノックの効いたベース兼リズムパートのような音、スネアのデュレーションも完璧で、気持ちよくリズムに乗れる。テンポが遅いのに没頭してしまうような雰…

てつ100%「グシャグシャ恋ROAD」

てつ100%「グシャグシャ恋ROAD」(1988年/CBSソニー) 作曲:上綱克彦、作詩:サエキけんぞう、編曲:中村哲 ファンク系のエレクトロ歌謡というか、完全にファンクなのだが、何故かエレクトロ系の曲とつなぎたくなる。そしてうまくつながると盛り上がるので…

Hip Up「肉感アルバイトニュース」

Hip Up「肉感アルバイトニュース」(1982年/Kitty) 作詞:バディー堀井、作曲:スティービー和田、編曲:和井絵夢男 ダブっぽさを感じさせるボーカルに、転んだリズムで鳴るベース。ここにチープなスネアが交じる。シーケンスフレーズと相まってなんとも言…

谷村有美「頑張れブロークンハート」

谷村有美「頑張れブロークンハート」(1989年/ソニー・ミュージック) 作詞:戸沢暢美、作曲:西脇辰弥、編曲:西脇辰弥 タイミング・サウンド共に自信満々、100点満点でお勧めできるスネアである。アタックが強く、上から下の帯域までぎゅっと音が詰まって…

Pazz「Womanh」

Pazz「Woman」(1987年/CBSソニー) 作詞:岩田雅之、作曲:岩田雅之、編曲:岩田雅之 ベロシティの効いたシーケンスフレーズにBPMに合わせたリバーブ。お手本のようなプログラミングで、この一つだけで十分なグルーブ感がある。淡々としたベースが落ち着い…

磯部恭子「不純?」

磯部恭子「不純?」(1989年/ポニーキャニオン) 作詞:岩室先子、作曲:羽田一郎、編曲:羽田一郎 全体的に歌謡曲風味というか最近の文脈でいうと和ブギーの範疇に含まれると思われるが、本ブログで紹介したのはDX-7Ⅱのベースがキラリと光る名曲であるのが…

PSY・S「From The Planet With Love」

PSY・S「From The Planet With Love」(1985年/CBSソニー) 作詞:安則まみ、作曲:松浦雅也、編曲:松浦雅也 PSY・Sには名曲が多数あり悩んだが、1stアルバムからこの曲にした。なお、前身のバンド版やその後に発表された編曲版などがあるのだが、本ブログ…

ハイ・ファイ・セット「Ceramic Smile」

ハイ・ファイ・セット「Ceramic Smile」(1987年/CBSソニー) 作詞:小泉 亮、作曲:山本俊彦、編曲:新川 博 リズム、ベース、ブラス、ギターのカッティング…全ての音にエッジが効いている。リズムがシンプルな部分ではベースとボーカルが動きまわり、一方で…

Especia「No1 Sweeper」

Especia「No1 Sweeper」(2014年/つばさレコーズ) 作詞:mirco、作曲:Schtein&Longer、編曲:Schtein&Longer Especiaを初めて聞いたときの感想は「Gwinko+少女隊÷2」であった。メロディはアイドル系の歌謡曲に近いが、素晴らしいリミキサーの方々に恵ま…

小室哲哉「Kimono Beat」

小室哲哉「Kimono Beat」(1992年/Epic Sony) 作詞:松本隆、作曲:小室哲哉、編曲:小室哲哉 メロディを重視しているからと思われるが、リズムパートは全体的に軽めでそこまで目立たない。しかし打ち込みはしっかりとされており、音色は心地よい。特にス…

CoCo「春・ミルキーウェイ」

CoCo「春・ミルキーウェイ」(1990年/PONYCANYON) 作詞:吉澤久美子、作曲:小室哲哉、編曲:西脇辰弥 切なげなシンセ・リフ。限界まで音を削ぎ落としたスネア。リズムなのかシンセなのか判然としないシーケンスフレーズ。これだけでグルーブ感は十分なの…

【番外編】DJミキサー「Vestax DSM310 pro」

いつも本ブログをご覧いただき誠にありがとうございます。 おかげさまで100記事を突破しました。思いがけずご覧いただいている方が多く、励みになっています。今後とも宜しくお願い申し上げます。 さて、今回は曲の紹介から離れ、DJミキサーを紹介したいと思…

上野洋子「MORNING TIME」

上野洋子「MORNING TIME」(1991年/EMI) 作詞:谷山浩子、作曲:谷山浩子 メルヘンチックなオケと透明感のあるボーカルにかぶせるように緊張感のあるエレクトロ・ビートが入る。BPMが早い曲の場合スネアをタメるとかえってスピード感を削いでしまうことが…

生福「酸素でルルル」

生福「酸素でルルル」(1988年/CBSソニー) 作詞:生福/深井真里、作曲:生福 3拍目のベースが少し遅れ気味になる絶妙な打ち込みや、サビ部分でスネアが二重っぽく(?)なる部分、更にうまいこと混ざっているギロなど聞き所が多い。ボーカルとの絡みではA…

早瀬優香子「水曜日までに死にたいの」

早瀬優香子「水曜日までに死にたいの」(1986年/Sixty Record) 作詞:秋元康、作曲:原田真二、編曲:西平彰 DXベースとタイト目のスネアだけでグルーブ感は十分。トラックはかなり少な目で入ってくる上モノはすべて控えめだがそこがいい。ハイハットが不…

Super Eccentric Theater「Beat The Rap」

Super Eccentric Theater「Beat The Rap」(1984年/アルファ) 作詞:高橋幸宏、ピーター・バラカン、SET、作曲:高橋幸宏、編曲:高橋幸宏 キックの音は一般的、スネアはクラップと同時打ち、左右に振れるクローズハイハットが時代を感じる・・・とリズム…

高見知佳 「怒涛の恋愛」

高見知佳 「怒涛の恋愛」(1985年/日本コロムビア) 作詞:戸川純、作曲:矢野顕子、編曲:戸田誠司 この曲は4つ打ちである上にかなり歌謡曲寄りのメロディで(特にBメロ前半)、更には音色も生っぽく、本来は対象外の作品のはずであった。しかし、マシンガ…

ORESAMA「銀河」

ORESAMA「銀河」(2018年/ランティス) 作詞:ぽん、 作曲:小島英也 重めのキックとは対象的な、まるで空き缶を叩いたようなスネアが意外にも楽曲にマッチする。スネアと合わせて鳴っている指をスナップしたような音は、長→短の順で打ち込んであり、リズム…

E☆Traps「EIYO!」

E☆Traps「EIYO!」(2007年/ユニバーサルミュージック) 作詞:HINA&E☆TRAPS、作曲:E おそらくサンプリングではなくオリジナルの打ち込と思うのだが、スネアのタメが十分に効いたリズムが印象的。この手の曲はハイハットがクドくなってしまう傾向が強いが、…

森高千里「出たがり」

森高千里「出たがり」(1988年/ワーナー) 作曲:斉藤英夫、編曲:斉藤英夫 昨日の記事でブラスのタイミングのことを考えていた際、この曲のことを思い出した。ブラス(的)なタイミングで入っている音はシンセサイザーで、昨日の曲と比較するとアタックは…

鮎川麻弥「キャンセルの余韻」

鮎川麻弥「キャンセルの余韻」(1987年/キングレコード) 作詞:松本一起作曲:鮎川麻弥 リズムとベースの絡みについ耳がいってしまうが、注意したいのはブラスのサウンドである。ブラスというのは音の立ち上がりが比較的遅く、吹くのを止めると一気に減衰…

Date Of Birth「思い出の瞳」

Date Of Birth「思い出の瞳」(1986年/キティレコード) 作詞:NORICO、作曲:重藤功、編曲:DATE OF BIRTH ゆったりとした曲調で、タメが効いたスネアが心地よい。更にスネアはサビとそれ以外で音色が異なっている上、音の長さも少しずつ変えており凝った…

TMN「Rhythm Red Beat Black (Version2.0)」

TMN「Rhythm Red Beat Black 【Version2.0】」(1991年/EpicSony) 作詞:パトリシア・ウィン、作曲:小室哲哉、編曲:小室哲哉 4つ打ちではあるのだが、スネアの打ち方が凝っている上に前奏が長いためラップ系のエレクトロ・ビートとロングミックスすると…

小西麻衣子「Mr.Juggler」

小西麻衣子「Mr.Juggler」(1988年/Victor) 作詞:小西麻衣子、作曲:小西麻衣子、編曲:武部聡志 ここ1年ほど定価の10倍~20倍の値段で取引されているレコード。確かに今の時代に合ったブギー感で、若干ラテン調のリズムにビリビリしたシンセはまるでAnge…

今井優子「ダイヤモンドは傷つかない」

今井優子「ダイヤモンドは傷つかない」(1989年/キングレコード) 作詞:亜蘭知子、作曲:羽田一郎、編曲:鳥山雄司 アルバム「殺したいほどTONIGHT」より。「殺したいほど~」のシングルは以前本ブログで紹介したが、こちらの曲も良い。一聴してまず耳に入…

Iceman「Space Dreamer」

Iceman「Space Dreamer」(1999年/アンティノスレコード) 作詞:伊藤賢一、作曲:浅倉大介、編曲:浅倉大介 浅倉大介プロデュースのIcemanによるアルバム「GATE II」より。ポップスの中にエレクトロ・ビートをうまいこと取り込んでおりセンスが光る。ハイ…

矢萩渉「冒険者」

矢萩渉「冒険者」(1990年/キティレコーズ) 作詞:村上明彦、作曲:矢萩渉、編曲:矢萩渉 安全地帯のギタリスト、矢萩渉氏による作品。ギタリストの作品だけあり、Bメロ?においてギターのカッティングでリズムパートを支える様子や、サビ部分でディストー…

如月小春「NEO-PLANT」

如月小春「NEO-PLANT」(1986年/キングレコード) 作詞:如月小春、作曲:坂本龍一、編曲:坂本龍一 ノイズ混じりのリズム、倍速ラップ、シンセが奏でるサウンド、そして曲の展開の全てにおいてエッジが効いており、今聞いても先端味を感じる。ハイハットは…

相原勇「約束するよ」

相原勇「約束するよ」(1991年/Victor) 作詞:相原勇、作曲:Back Skippers、編曲:Back Skippers NHKアニメ「おばけのホーリー」の主題歌。bpmは119ほどだがよく動くベースと乾いたスネアでグルーブ感は十分。特にスネアはタメのタイミングがボーカルとぴ…