Japanese Machine Funk

主に日本のエレクトロ・ファンク調の曲を紹介するブログです。

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Negicco「愛のタワー・オブ・ラヴ」

Negicco「愛のタワー・オブ・ラヴ」(2013年/T-Palette) 作詞、作曲、編曲:西寺郷太 キックがしっかりと主張しているところが80年代のエレクトロとは異なる。ギリギリちょっと手前までコンプレッサーをかけた溜めのある音。スネアは2種類使用しているが、…

黒沢律子「純哀」

黒沢律子「純哀」(1990年/テイチク) 作詞:小林まさみ、作曲:中崎英也、編曲:三好俊彦 若干ウエットなベースが全体のグルーブ感を十分に支えている。曲全体の雰囲気は、比較的しっかりと入ったキックと、長めのスネアによるものか。ボーカルの声質はア…

風見しんご「涙のtake a chance」

風見しんご「涙のtake a chance」(1984年/フォーライフ) 作詞:荒木とよひさ、作曲:福島邦子、編曲:小泉まさみ 冒頭から本格的なエレクトロビート、ボコーダーサウンドが入るあたりでリスナーの気分は最高潮!である。Aメロ、Bメロはそのまま英語で歌え…

中川勝彦「してみたい」

中川勝彦「してみたい」(1984年/ワーナー・パイオニア) 作詞:島崎政樹・松尾由紀夫、作曲:林哲司、編曲:白井良明 ゆったりとしたBPMにピッチがブレるシンセ。思わず「ニューロマンティック系エレクトロ歌謡」というカテゴリーを作ってしまったが、果た…

生稲晃子「麦わらでダンス」

生稲晃子「麦わらでダンス」(1988年/ポニーキャニオン) 作詞:秋元康、 作曲:後藤次利、編曲:後藤次利 Aメロに8分音符で入っているシーケンスフレーズというかバッキングが秀逸。程よい揺れでタメのあるスネアとの相性が良い。サビではボーカルのリズム…

OPCELL「悲しみはオネスティー」

OPCELL「悲しみはオネスティー」(1995年/ビクター) 作詞:KEN蘭宮、作曲:KEN蘭宮、編曲:本田恭之 90年代の作品ということもあり、リズムパートの手数が多い。おそらくAKAIのリズムマシンでは?と思われるが詳細は不明。シンセでグルーブ感を作るのが非…

江戸真樹「右あがりの初恋」

江戸真樹「右あがりの初恋」(1987年/Taurus) 作詞:麻生圭子、作曲:古田喜昭、編曲:戸田誠司 16分音符で鳴るシーケンス音がゆっくりと寄せては返す波のような絶妙なグルーブ感を生んでいる。違いが分かりやすいのは1番が終わった後のほぼリズムのみにな…

千葉レーダ「無敵のファンデイション」

千葉レーダ「無敵のファンデイション」(2002/Out One DISC) 作詞:茂木淳一、作曲:西川武志、編曲:松前公高 ポップな曲調にぴったりな弾けるスネア。ハットとBeep音で細かいリズムを刻み、シンセで大きなグルーブ感の波を作っている。突然転調するコー…

東京放送児童合唱団「さわやか3組」

東京放送児童合唱団「さわやか3組」(1987年/SOLID※) 作詞:関和男、作曲:成沢忠(成澤功章)、編曲:成沢忠(成澤功章) ※CD「あの日の教室~さわやか3組 NHK子ども番組テーマ集」の記載に拠った 圧倒的なファンク感。ボーカルの音域がかなり高く、リズム…

Ryo Kawasaki & Satellites「Electric World」

Ryo Kawasaki & Satellites「Electric World」(1986年/Satellites) 作詞:Ilana Iguana、作曲:川崎燎、編曲:川崎燎 80年代中頃、どういうわけかジャズミュージシャンが一斉にエレクトロビートに傾倒した時期があった。これもそんな中で生まれた楽曲。一…

Sandii & the Sunsetz「The Act Of Love」

Sandii & the Sunsetz「The Act Of Love」(1986年/東芝EMI) 作詞:Sandii, Stephen Duffy、作曲:Haruomi Hosono、編曲:Alvin Clark くっきりしたリズムが心地よい。16分で鳴るキックとハットは1小節の中で後になるほど次第にズレてゆき、丁度いいタイミ…

Susan「恋せよおとめ」

Susan「恋せよおとめ」(1981年/Epic Sony) 作詞:細野晴臣、作曲:細野晴臣、編曲:高橋幸宏 1981年発売。エレクトロ・ファンク以前の作品である。ジャンルのタグについては悩んだが、恐らくファンクっぽい気持ちで作ったのだろうなと勝手に判断した。リ…

加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ・オープニングテーマ

加トちゃんケンちゃん ごきげんテレビ・オープニングテーマ(1986年/TUTINOK) 作詞;後藤次利、編曲:後藤次利(インスト曲) アマゾンで購入できる版はすべての音が極めて普通。リズムを含めてプリセット音をほぼそのまま使っているものと思われる。打ち…

濱田マリ「涼しい私」

濱田マリ「涼しい私」(1997年/ポリスター) 作詞・作曲:山口美和子、編曲:杉山勇司・山口美和子 エレクトロビートというものは全く進歩しないところが個性であり、また存在意義でもある(wikipediaにも「基本的なスタイルは1980年代初期のそれと変わって…

中村由真「もしかしたら!」

中村由真「もしかしたら!」(1990年/Vap) 作詞:青木せい子、作曲:野村春稔、編曲:鷲巣詩郎 冒頭から雰囲気を一気に盛り上げるのは裏で鳴るカウベルとリムショットの乱れ打ちである。スネアには特段の工夫はないものの、重めで長いためBPMが遅めの楽曲…

P.J.「SOPPO! 」

P.J.「SOPPO! 」(1985年/CBS SONY) 作詞:宮原芽映、作曲:後藤次利、編曲:安西史孝 Sugar Style並みの高速エレクトロビート。絶妙のタイミングで入るスネアに加え、畳み掛けるようなフィルが癖になる。メロディとリズムのバランスが良く考えられており…

吉川晃司「心の闇(ハローダークネス)」

吉川晃司「心の闇(ハローダークネス)」(1985年/SMS) 作詞:安藤秀樹、作曲:原田真二、編曲:後藤次利 ハネているというよりは、そっと置いてくるように鳴るという表現が合うようなスネア。ハイハットのタイミングで入っているメカのような音がグルーブ…

藤井隆「AIR LOVER」

藤井隆「AIR LOVER」(2017年/よしもとアール・アンド・シー) 作詞:ARAKI、作曲:ARAKI、編曲:冨田謙 下品なほどに長いスネアが慣れてくると心地よい。キックは控え目、ハットも目立たない。90年代の音楽を意識して作ったとのことだが、帯域ごとにしっか…

秋田音頭「リトル・ジョーダン&ジ・オベイコンズ」

秋田音頭「リトル・ジョーダン&ジ・オベイコンズ」(1986年/アルファ) 作詞:James Dazzle、作曲:Honey Watson、編曲:Honey Watson ※作詞についてはレコードに記載なし LINNドラムと思われるキックに野放図なスネアが乗る。フィルをクラップで作るのが…

ウパ(尾崎亜美)/チェイン「Wuper Dancing(ウーパーダンシング)」

ウパ(尾崎亜美)/チェイン「Wuper Dancing(ウーパーダンシング)」(1985年/ポニーキャニオン) ウパ版⇒ 作詞:尾崎亜美、作曲:尾崎亜美、編曲:尾崎亜美 チェイン版⇒ 作詞:尾崎亜美、作曲:尾崎亜美、編曲:あかのたちお CM版⇒ 作詞:尾崎亜美、作曲…

川島なお美「SCOOOP!」

川島なお美「SCOOOP!」(1985年/東芝EMI) 作詞:NAO美作、作曲:山川恵津子、編曲:山川恵津子 冒頭のキックの連打+タイトなスネア+DXベースで完全に持っていかれる。この3つのバランスが良いためグルーブも十分。Aメロ・Bメロが四つ打ちになってしま…

八神純子「COMMUNICATION」

八神純子「COMMUNICATION」(1985年/MOON) 作詞:J.J.Stanley、作曲:J.J.Stanley、編曲:鷺巣詩郎 キックとスネアは比較的一般的な音色。ハイハットはタイミングが独特。冒頭から入るシンセのリフは恐らく手で演奏しないとこうならないと思うのだがタイミ…

PSYCHO HYSTERICS「SMILE」

PSYCHO HYSTERICS「SMILE」(1989年/テイチクエンタテインメント) 作詞・作曲・編曲:PSYCHO HYSTERICS ハネたスネアとハットはエレクトロよりニュー・ジャック・スウィングに近い。恐らくYAMAHAのリズムマシンで作っているものと思われるが、このスネアと…