スネア(ロング)
新田一郎「SAGA」(1985年/ラジオシティ) 作曲:新田一郎、編曲:新田一郎 トランペットがメインの曲で、強烈なテーマ部分がまず耳に残るのだが、同じくらい主張しているのが、長くそして重いスネアである。アタックからディケイまで文句の付け所がないが…
村上ユカ「ブランコ」(1998年/THINK SYNC RECORDS) 作詞:村上ユカ、作曲:村上ユカ、編曲:田尻光隆・村上ユカ 当時流行っていたブレイクビーツ調のポップスの流れからこういったリズムになったと思われるのだが、非常に丁寧な打ち込みを行っており、オ…
岡本舞子「ファッシネイション」(1986年/Victor) 作詞:松井五郎、作曲:山川恵津子、編曲:山川恵津子 なにかのパラメーターが過剰なベース音、ピッチが外れているような、ぎりぎり合っているような緊張感があり、ボーカルそっちのけでベースにばかり耳…
戸川京子「責任とってよ」(CBSソニー/1986年) 作詞:泉麻人、作曲:伊藤銀次、編曲:伊藤銀次 キックとスネアはなんの変哲もない音で、打ち込みも比較的淡々としている。ドキッとするのは動き回るベースと、冒頭のボイスサンプルのせいか。歌が入ってから…
木村由姫「Summer Rain」(1998年/パイオニアLDC) 作詞:麻倉真琴、作曲:浅倉大介、編曲:浅倉大介 ドアラが踊る「LOVE & JOY」の動画で有名(?)な木村由姫氏によるデビューシングル。浅倉大介氏が小室哲哉氏を100%リスペクトして作ったと思われる作品…
Hip Up「肉感アルバイトニュース」(1982年/Kitty) 作詞:バディー堀井、作曲:スティービー和田、編曲:和井絵夢男 ダブっぽさを感じさせるボーカルに、転んだリズムで鳴るベース。ここにチープなスネアが交じる。シーケンスフレーズと相まってなんとも言…
谷村有美「頑張れブロークンハート」(1989年/ソニー・ミュージック) 作詞:戸沢暢美、作曲:西脇辰弥、編曲:西脇辰弥 タイミング・サウンド共に自信満々、100点満点でお勧めできるスネアである。アタックが強く、上から下の帯域までぎゅっと音が詰まって…
磯部恭子「不純?」(1989年/ポニーキャニオン) 作詞:岩室先子、作曲:羽田一郎、編曲:羽田一郎 全体的に歌謡曲風味というか最近の文脈でいうと和ブギーの範疇に含まれると思われるが、本ブログで紹介したのはDX-7Ⅱのベースがキラリと光る名曲であるのが…
ハイ・ファイ・セット「Ceramic Smile」(1987年/CBSソニー) 作詞:小泉 亮、作曲:山本俊彦、編曲:新川 博 リズム、ベース、ブラス、ギターのカッティング…全ての音にエッジが効いている。リズムがシンプルな部分ではベースとボーカルが動きまわり、一方で…
上野洋子「MORNING TIME」(1991年/EMI) 作詞:谷山浩子、作曲:谷山浩子 メルヘンチックなオケと透明感のあるボーカルにかぶせるように緊張感のあるエレクトロ・ビートが入る。BPMが早い曲の場合スネアをタメるとかえってスピード感を削いでしまうことが…
ORESAMA「銀河」(2018年/ランティス) 作詞:ぽん、 作曲:小島英也 重めのキックとは対象的な、まるで空き缶を叩いたようなスネアが意外にも楽曲にマッチする。スネアと合わせて鳴っている指をスナップしたような音は、長→短の順で打ち込んであり、リズム…
E☆Traps「EIYO!」(2007年/ユニバーサルミュージック) 作詞:HINA&E☆TRAPS、作曲:E おそらくサンプリングではなくオリジナルの打ち込と思うのだが、スネアのタメが十分に効いたリズムが印象的。この手の曲はハイハットがクドくなってしまう傾向が強いが、…
森高千里「出たがり」(1988年/ワーナー) 作曲:斉藤英夫、編曲:斉藤英夫 昨日の記事でブラスのタイミングのことを考えていた際、この曲のことを思い出した。ブラス(的)なタイミングで入っている音はシンセサイザーで、昨日の曲と比較するとアタックは…
小西麻衣子「Mr.Juggler」(1988年/Victor) 作詞:小西麻衣子、作曲:小西麻衣子、編曲:武部聡志 ここ1年ほど定価の10倍~20倍の値段で取引されているレコード。確かに今の時代に合ったブギー感で、若干ラテン調のリズムにビリビリしたシンセはまるでAnge…
Iceman「Space Dreamer」(1999年/アンティノスレコード) 作詞:伊藤賢一、作曲:浅倉大介、編曲:浅倉大介 浅倉大介プロデュースのIcemanによるアルバム「GATE II」より。ポップスの中にエレクトロ・ビートをうまいこと取り込んでおりセンスが光る。ハイ…
矢萩渉「冒険者」(1990年/キティレコーズ) 作詞:村上明彦、作曲:矢萩渉、編曲:矢萩渉 安全地帯のギタリスト、矢萩渉氏による作品。ギタリストの作品だけあり、Bメロ?においてギターのカッティングでリズムパートを支える様子や、サビ部分でディストー…
如月小春「NEO-PLANT」(1986年/キングレコード) 作詞:如月小春、作曲:坂本龍一、編曲:坂本龍一 ノイズ混じりのリズム、倍速ラップ、シンセが奏でるサウンド、そして曲の展開の全てにおいてエッジが効いており、今聞いても先端味を感じる。ハイハットは…
佐藤博「SWEET INSPIRATION (EXTENDED POWER CLUB MIX)」(1987年/アルファ) 作詞:シンディ山本、作曲:佐藤博、編曲:佐藤博 プロデュースとリミックスは角松敏生氏。元は1984年発売のアルバム「Sailing Blaster」に収録されていたが、数年後にリミック…
「Candee, 佐藤竹善」I feel Coke 1989(ダンス編) 作詞:溝口俊哉、遠崎真一、作曲:佐藤竹善、編曲:佐藤竹善 前半はタイトなスネア、後半から徐々に重めの長いスネアが顔を出してくる。いずれにせよスネアがグルーブ感の中心。女性ボーカルは早逝したCan…
千葉繁「Dr.ベルのテーマ」(1984年/キャニオン・レコード) 作詞:森雪之丞、作曲:馬飼野康二、編曲:馬飼野康二 昨日はワッPズを紹介したので、本日は同じく千葉繁氏が歌っているこちらの曲を選んだ。 冒頭のアナログシンセのベース音にはキックを重ね…
ワッPズ「セント・ジュエルを探せ!」(1989年/日本コロムビア) 作詞:森由里子、作曲:タケカワユキヒデ、編曲:山本健司 アニメ・新ビックリマンの主題歌。ビックリマンの主題歌としてすぐ思い浮かぶのはスーパーウォーズであるが、本ブログ的にはこの「…
Satellite Young「Modern Romance」(2017年/Satellite Young) 作詞:草野絵美、作曲:草野絵美、ベルメゾン関根、森田悠介、編曲:ベルメゾン関根 Aメロから入るスネアは、タメがあり重く長い上に弾けるような音色で、80年代っぽさを出すのに成功している…
和田加奈子「PARTY TOWN~WHAT CAN I DO FOR YOU~」(1987年/東芝EMI) 作詞:和田加奈子、作曲: Scott Cutler, Jeff Hull, Bunny Hull、編曲:鳥山雄司 イントロのスネアのタメでぐっと引き込まれ、エンソニック系のリフが入った瞬間に名曲オーラをぐっ…
荻野目洋子「Postcard from paris」(1989年/Victor) (作詞:Preston Glass※、作曲:Preston Glass) ※ 日本語の歌詞部分については追記予定 冒頭の浮遊感あふれるサウンドが抜群の分離感。ビートは40秒あたりから入るが、ウェットなベースと適度に引き締…
吉幾三「俺ら東京さ行ぐだ(ほ~ら言わんこっちゃねぇREMIX)」(1985年) Remix : THE HARDCORE BOYS 原曲は2拍目、4拍目が大きく遅れている。「よっこいしょ」と言わんばかりのタイミングである。無論これがグルーブ感の根幹を成す。必然的に発声のタイミ…
FLEX「GINA GINA」(1990年/ユニバーサルミュージック) 作詞:長原裕三 作曲:CHOKKAKU 編:FLEX 打ち込みではなく生っぽいサウンド。ニュージャック寄りのハネたファンクだが、決して尖ってはおらず、うまいことポップスとして仕上がっている。スネアは比…
ダウンタウン「Friends」(1988年/CBS・ソニー) 作詞:島武実、作曲:井上ヨシマサ、編曲:小野沢篤 ジャンル分けに困ったが、爽やかで明るいシンセの音が特徴的なことからひとまずニューウェーブ系とした。ビートは入っているものの比較的弱め。スネアは…
黒木香「時からの誕生」(1987年/テイチク) 作詞:荒木とよひさ、作曲・編曲:江夏健二 トラックは極めてシンプル。特にベースは2パターンほど。とはいえボーカル(というか声)がひたすら展開するため飽きることはない。スネアはサスティン部分が独特でう…
中山美穂「人魚姫」(1988年/キングレコード) 作詞: 康珍化、作曲: CINDY、編曲: ROD ANTOON 1音1音表情を変えるスネアに引き込まれる。拍数を16で数えるならば、曲の始まりから2拍目、6泊目、12拍目、14拍目については高らかに鳴るスネア、4拍目、8拍目、…
鮎川麻弥「SMILE」(1988年/キングレコード) 作詞:鮎川麻弥、作曲:杉山卓夫、編曲:杉山卓夫 淡々としたスネア+ベースとシンセが同時に鳴る部分の組み合わせがグルーブ感の肝となっている。ポイントで入るエンソニック系のブラスの使い方も上手い。前向…